不動産に安定や保証を求めるのはムダなワケ

今日は購入した不動産の

所有権が移転した日でした。

つまりは決済日。

ここ2年位は所有権が

移転日が年2回ほどあり、

毎回この日はドキドキ

している。

 

さて今回購入した物件は、

先月の3連休に見に行った

小樽市内にある一軒家。

この戸建にはとある家族が

賃借人として住んでいる。

賃貸付けをする手間もかからず、

外装はまあまあでしょうという

ことで、オーナーチェンジの

収益物件として今回購入した。

 

ただし、物件を

見学してからも、

購入しようとする中で、

色々と問題が顕在化。

交渉して、値引きしたり、

クリアにした部分はある。

 

それでも述べると、

ざっとこんな感じ。

 

1.購入する物件が根抵当権(共同担保)

   に入っており、買付した当初は

 そもそもキチンと登記が出来るのか、

 100%確認出来ていなかった。

2.賃借人の家族が生活保護

 受けている。しかし、契約直前に

 なり、一時的に生活保護

 打ち切られていると判明。

3.今回お願いしている管理会社の

 方が購入する物件の室内を

 見たところ、台所の蛇口が

 外れている、蛍光灯の紐を引いても

 戻らない、浴室は全体がカビだらけ

 だった。

4.建屋の外には雪用フェンスが

 あるが、サビで崩れかかっていて、

 近い内に修繕が必要。

5.玄関フードにヒビが入っている。

 

他にも色々とありますが、

思いつくのはこんなところ。

 

実物を見に行ったんだけど、

近くまで行かなくて

外側の損傷なのに

気がつかなったところもある。

 

でも結論的には、

腹をくくって、

購入しました。

 

理由はいたって単純。

こうしたリスクを

差し引いても、

価格が安かったのと、

相当な値引き交渉をして、

利回りが25%以上で、

購入出来ることになったから。

 

言うならば、

5年弱で投資金額を

回収出来る。

 

ならば、こんなリスクを負っても、

やる価値はあると考えたから。

 

また最悪ダメでも、

現金購入なので、

ムダに借金を負うこと

がない。

 

投資にはリスクがある。

でもリスクには様々な

考えがあり、この

自分が負える範囲で、

リスクをコントロール

するのが投資家の

手腕とも言える。

 

僕ら夫婦は、

価格の高い物件を

金利で購入するなら、

現金買いして、

短期間で資金を

回収するほうがが良いと

考えている。

 

こうして自分達なりに

リスクコントロール

してきた。

 

逆に辞めたのは、

賃貸需要が安定している

と言いながら、お金ばっかり

出る都内のワンルーム

だけを買うようなこと。

 

こうした買い方は、

一般的には賃貸が安定して

いると思われがちだけど、

そんなのまやかしだと

最近は思うようになった。

 

というのも、

都内にある一等地の

区分マンションは、

逆に入居者の

出入りが多くて、

コストがかかったりする。

 

なので、不動産なんかに

安定だとか保証なんか

求めても、そんなのは

手には入らない。

 

本当の安定なんて、

リスクをコントロールし、

キャッシュを上手く

回す経営能力や

困ったときに

助けを求めて的確な

アドバイスを貰える

人脈からしか、

生まれてこない。

 

要は自分の能力そのもの

を上げることに、

本当の安定がある。

もっと言うなら、

ファイナンシャル

リタレシーをあげること。

 

なんか安定した不動産

ばかりをよく分からずに

追い求めると、

知らず知らずの内に

大失敗する。

 

こうした大事なことを、

今後不動産投資に

興味を持つ人たちにも、

伝えていきたいです。